2013/11/02

#026 同じ服をずっと着ている

寒くなって冬服を出す時期になると毎回、同じ服をずっと着ていることに気づく。冬場に着ているのは、中綿のジャケット、ナイロンの分厚いジャケット、古着の革のジャケットの3種類(2種類しか服ないと言ったな、あれは嘘)で、前2着は2006年に買ったもの、革は1999年に買ったものだ。もっと最近に買った服もあるにはあったが、あまり気に入らなくて結局売ってしまった。靴は主に履いているのは2足で、それも3年以上履いている。帽子は2002年に買ったものがいまだに現役である。Tシャツにいたっては、2001年から着ているものがある(信じられないだろうがgoodwearのTシャツは頑丈なのだ)。
なにか新しい服を買おうかというときに、すでにあるスタイルの中から選んでいく力がおれには無いなといつも思う。こういうのに乗っかっていこうとかそんなことが考えられなくて、完全にその服単品で着たいか着たくないかしか考えられない。こういう文脈の中でこういうデザインがあってだから好きとかいうのもないので、プリントTシャツもなにを選んでいいのかまったくわからない。なので無地のTシャツしか着ない。スニーカーもわからない。見た目の善し悪しを判断できないので、サイズとか機能とか頑丈さで選ぶしかない。なにかを判断するに必要な材料が足りないのか、それとも好きとか嫌いとかそういった感性がどこかの時点で摩滅したのか、とにかく膨大な衣類を前にして好きに選んでいいと言われても、おれは思考停止するだろうなという思いがある。何年も人付き合いが少ない状態が続いていたし、特に服にまったくこだわりのない知り合いしかいなかったので、そのせいもあるだろうとは思っている。
Tシャツを買おうと思っていたら、もう冬になってしまった。
靴も1足傷んで壊れかけている。

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