2013/10/21

#014 fov

すごく眠い 町の明かりを見ていたらなんだかもうクリスマスのような空気が漂い始めている気がした。気温でも空気の湿度でも匂いでもないし、これはなにがきっかけになってるんだ、眠いからか、そうか…(中断)

皮膚感覚でもなく、匂いでもないなら、視覚経由で感じとったということで、ならその原因はなんだと考えてみると、どうもそれは汚れた窓越しに見たからではないかと。冬といえば、空気が澄んで遠くまで見えるイメージがあるけど、吐く息は白く、ストーブに乗せたヤカンは湯気を出し、焚き火がスモークを上げるものな。だから視界不明瞭であることに冬を感じてもおかしくはないことなのだと自分を納得させた。

クリアーで鮮明な視界だけじゃない、ザラザラしてブレてるのが本当の夜の姿だろっていう写真のムーブメントがあったそうじゃないか?写真だけじゃない、自分の視界だってリアルタイムで加工してもいいんだ、そんな気分で夜にサングラスをかけていることがある。明度を下げた街の姿は実に夜っぽく、青くはなく黒々としているが、こいつは正直危ない。主に安全の面で。ヘッドライトを消して漆黒の闇を走るのも楽しそうだが、できそうにもない行為だ。せめて特殊なゴーグルでも装着して、夜を改造して楽しみたいもんだ。

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